CTとは、Computed Tomography の略で、X線を使って身体の内部の断面像を撮影する検査です。当院では、東芝製のヘリカルCT(Asteion VP)を導入しています(右写真)。
CTは、短時間で苦痛なく検査ができ、反面、多くの情報を得ることができることから、広く用いられている画像検査です。頭から下肢まであらゆる領域の精密検査に使われています。特に、頭では脳出血やくも膜下出血、脳腫瘍の診断に、胸では肺がんの早期診断や肺気腫、肺炎の精密検査に、お腹では肝臓がん、膵臓がん、腎臓がん等の早期発見や大動脈瘤の診断等に大変有用です。CTには、造影剤を使った造影CTと造影剤を使わない単純CTがあります。 |
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造影CTとは:
単純CTに対して、X線吸収率の高いヨード造影剤を静脈内に注射してから撮影を行うものを造影CT(contrast enhanced CT; CECT)と呼びます。血管内や、血流が豊富な組織が白く描出され、画像のコントラストが明瞭になります。多くの腫瘍は周囲の正常組織より血流が豊富であるため、がんの診断等に多く用いられています。頻度は低いですが、造影検査時のヨード造影剤による副作用(吐き気やかゆみなど数%、治療を要する呼吸困難やアレルギー反応も 1%未満に生じるとされています。また、アナフィラキシーショックや急性肝不全などの重篤な副作用も十万件に数件程度報告されています。)
ヘリカルCTとは:
従来のCTでは1枚の断層画像を得るために線源を1回転させるため、広い範囲を撮影するには細かく寝台を動かしながら何度も撮影する必要がありました。そのため撮影時間が長く、動きによる画像のブレが出やすい欠点がありました。そこで、寝台を一定速度で動かしながら線源を回転させ続ける撮影方式が開発され、ヘリカルCTと呼ばれています。
放射線による被曝について:
CTによる被曝線量は、通常のレントゲン等に比して多くなっています。CT被曝による具体的な健康被害を統計的に見積もることは困難とされていますが、現状では年1回や2回のCT検査程度で、とりたてて発癌等の副作用を恐れる必要はなく、ほとんどの場合、リスクよりも得られる情報の方が遙かに高い有益な検査であるとされています。しかしながら、特に若年者で放射線感受性の高い部位(生殖器など)の撮影を繰り返す場合や妊婦の場合などは、慎重な判断が必要であると考えます。
検査予約について:
診療日は原則として、いつでも
予約なしで検査可能ですが、待ち時間短縮のためになるべく予約をお願いしています。 特に造影CTはアンケートに答えて同意書にサインしていただいたり、直前の食事を抜いていただくなどの準備がありますので、できるだけ事前の予約をお願いします。
検査費用について:
健康保険で1割負担の場合、単純CTで約1200円、造影CTで約2700円、3割負担の場合、単純CTで約3700円、造影CTで約8000円となっています。
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