胆石、胆嚢ポリープ
共に良性の疾患ですが、
胆石は胆嚢炎や胆管炎をおこすことがあり、胆嚢ポリープは がんと区別がつきにくいことがあります。
半年から1年に1度の超音波検査(エコー)が勧められます。
膵炎
原因はアルコールが最多で、胆石や原因不明のものもあります。
最も典型的な症状は、上腹部に生じる突然の激しい痛みで、吐気や嘔吐を伴うことが多いようです。
背中や腰、腹部全体に痛みを感じることもあります。
診断は血液、尿検査と超音波(エコー)、CTで行われます。
重症膵炎は死亡率が高く、専門施設での治療が必要です。
膵臓がん
近年増加傾向で年間約2万2千人が膵臓癌で死亡しています。
早期発見が難しく治癒率の低い疾患です。膵がんの罹患(りかん)率は60歳ごろから増加して、高齢になるほど高くなります。
膵がんの危険因子として確立されているのは喫煙だけですが、高脂肪食や肉食、また糖尿病や慢性膵炎の人にも多いとの報告があります。
家族歴も危険因子とされています。
年1回は超音波検査を、高危険群の人はCT検査までお勧めします。

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