逆 流 性 食 道 炎
食道と胃の接合部のしまりが悪くなることにより、胃酸や胆汁等が食道に逆流することによっておこります。
下部食道にびらんや潰瘍等をおこし、胸焼けや呑酸(酸っぱいものがこみ上げる)、喉の詰まった感じなどの症状があります。
高齢化や食事の欧米化などの要因で日本でも大変増えている病気です。
内視鏡で診断され、食生活習慣の改善と薬物治療により多くが軽快します。
非びらん性胃食道逆流症
内視鏡的に炎症所見が殆どみられないにもかかわらず、胸焼け、呑酸などの胃食道逆流症状がある病気です。
食道の過敏症などが原因とされ、比較的若年者や女性に多く、薬物治療に抵抗性のこともあります。
食道ポリープ
過形成性ポリープや等良性のものから癌などの悪性も見られます。
内視鏡と実際に組織をとる生検検査で診断します。
食道がん
食道がんは60歳以上の高齢者に多く、長期間にわたる喫煙、飲酒(特に高濃度のお酒)等の慢性的な刺激が原因といわれています。
食道の周辺には肺や、心臓のような重要臓器があり、
また多くの血管やリンパ節が見られますので早期から多臓器への転移、浸潤が見られ予後不良の疾患です。
症状としては食べ物や飲み物がしみる感じ、飲み込みにくさ、声のかすれ、体重減少等があります。
胃の内視鏡検査時に同時に食道も調べます。

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